不動産売却の流れとスムーズな取引のポイント
「株式会社ミライエ不動産販売」でございます。
弊社のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
大阪府寝屋川市を中心に、不動産に関する有益な情報をお届けしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
1-1. 売却の目的と方針を明確にする
~スムーズな不動産売却は「最初の一歩」で決まる~
不動産を売却する際、まず最初に行うべきことは**「なぜ売るのか」という目的を明確にすることです。
一見シンプルに思えるこの作業ですが、実は売却活動全体の成否を左右する大切なステップ**です。
目的がはっきりしていないまま売却活動を始めてしまうと、途中で迷いが生じたり、希望通りに売れなかったりする可能性があります。
この記事では、売却の目的を整理する重要性と、代表的なケースについて詳しく解説します。
■ なぜ売却目的の整理が重要なのか?
売却の理由を明確にすることで、以下のような売却活動の軸が定まります。
・売却価格の設定(スピード重視か価格重視か)
・販売時期の判断(急ぎか、タイミングを見てじっくりか)
・売却方法の選択(仲介か買取か)
たとえば「急いで現金化したい」場合と、「なるべく高く売りたい」場合では、販売戦略が大きく異なります。
不動産会社に相談する際にも、目的が明確であればより的確なアドバイスを受けることができ、売却活動がスムーズに進みます。
■ よくある売却理由とそれぞれの背景
以下は、不動産売却を検討されるお客様からよくご相談いただく代表的なケースです。
① 転勤・住み替え
勤務先の異動や、子どもの進学・独立などをきっかけに、住まいを変えるタイミングで売却を検討されるケースです。
この場合は「○月までに売りたい」といった期限があるため、価格よりもスピードを優先することが多くなります。
② 相続物件の整理
親族から相続した不動産を利用する予定がなく、管理や税金の負担を避けるために売却される方が増えています。
このケースでは、相続登記の有無や権利関係の整理が必要になることもあり、専門的なサポートが重要です。
③ 離婚やローン返済などの事情
離婚による財産分与や、住宅ローンの支払いが難しくなった場合なども、不動産売却が必要になるケースです。
このような場合、感情的な面にも配慮しながら、早期かつ円滑な売却を目指す必要があります。
④ 投資用・収益物件の売却
賃貸物件や事業用不動産などを所有している方が、資産の組み換えや将来の相続対策を目的に売却することもあります。
この場合は、「利回り」や「税金」など、投資視点での判断が求められます。
■ 売却方針を決めると、次の行動が明確になる
目的が明確になれば、「どんな売り方がベストか」も見えてきます。
以下のように、目的に合わせて売却の方向性を定めましょう。
売却目的 | 重視すべきポイント | 向いている売却方法 |
---|---|---|
急ぎたい | 売却までの期間 | 不動産会社による買取や価格調整 |
高く売りたい | 売却価格 | 仲介による販売+適切な売出戦略 |
管理から解放されたい | 手間をかけたくない | 買取、またはリフォームせず現況販売 |
目的と方針が明確になれば、不動産会社との打ち合わせもスムーズに進み、余計なストレスやトラブルを避けることができます。
■ まとめ|「なぜ売るのか」を明確にしておくことが成功のカギ
不動産売却の第一歩は、「売却の理由と目的を明確にすること」。
ここを丁寧に行うことで、ブレのない売却活動が可能となり、納得のいく結果に繋がります。
ミライエ不動産販売では、お客様一人ひとりの目的や背景に寄り添い、最適な売却プランをご提案いたします。
寝屋川市を中心に、地域密着で丁寧にサポートいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
1-2. 相場を確認し、売却価格の目安を知る
~“適正価格”を知ることが売却成功への第一歩~
不動産を売却する際に、まず気になるのは**「いくらで売れるのか」**という点ではないでしょうか?
売却価格は、売主様の希望だけでなく、周辺の相場や市場動向に大きく左右されます。
的確な価格設定ができれば、購入希望者との交渉もスムーズになり、早期成約にもつながります。
このコラムでは、相場の調べ方や価格目安の考え方について、実際の方法を交えてわかりやすく解説します。
■ まずは周辺相場を調べることから始めましょう
売却価格を決めるうえで、最も基本的なのが**「周辺の物件相場の把握」**です。
今現在、似た条件の物件がいくらで売り出されているかを確認することで、現実的な価格感がつかめます。
以下のような不動産ポータルサイトを活用すると便利です。
・SUUMO(スーモ)
・アットホーム
・ホームズ(LIFULL HOME’S) など
同じエリア内で、
駅徒歩分数、築年数、面積や間取り
などが近い物件をピックアップし、価格の幅や傾向を確認してみましょう。
■ 成約事例は“リアルな価格”を知るヒントに
売出価格だけでなく、実際に**「いくらで売れたのか」という成約事例**も重要な参考情報です。
売出価格は売主の希望が反映されているため、実際の取引価格とはズレがあることもあります。
成約価格を調べるには、不動産会社が保有するレインズ(REINS)※業者専用のデータベースを活用してもらうのが確実です。
また、**国土交通省の「不動産取引価格情報」**を使って、自分でも確認することが可能です。
■ 希望価格と市場価格のギャップに注意
「できるだけ高く売りたい」と思うのは当然ですが、市場価格とかけ離れた希望価格を設定すると売れ残りの原因になります。
結果として、後から価格を下げることになり、売却までの期間が長引くリスクも。
たとえば以下のようなケースでは、価格設定を見直す必要があります。
・近隣の類似物件より明らかに高い価格を設定している
・数ヶ月間、内覧希望者がまったく現れない
・不動産会社から「価格を見直しませんか」と提案された
希望と現実のバランスを取ることが、売却成功のカギとなります。
■ まとめ|「相場を知る」は価格決定の出発点
不動産売却において、「相場を調べること」は売却価格を考えるうえで避けて通れないステップです。
感覚や希望だけで価格を決めるのではなく、客観的なデータをもとに判断することが大切です。
1-3. 不動産会社に査定を依頼する
~信頼できる不動産会社選びが売却成功のカギ~
不動産売却を進めるうえで、次に重要なのが**「不動産会社への査定依頼」**です。
査定は、あなたの不動産が市場でどのくらいの価格で売れるかを判断するための最初の材料になります。
しかし、査定額は会社によってバラつきが出ることもあり、金額の高さだけで判断してしまうと後悔に繋がるケースもあります。
今回は、査定の種類や依頼時の注意点、査定額の見極め方についてわかりやすくご紹介します。
■ 査定は「机上査定」と「訪問査定」の2種類がある
不動産査定には、大きく分けて以下の2種類があります。
● 机上査定(簡易査定)
所在地や築年数、面積などの情報をもとに算出される、短時間で結果がわかる簡易的な査定です。
インターネットや電話で申し込みができる手軽さが魅力ですが、現地を見ないため、精度はやや低めです。
● 訪問査定(詳細査定)
実際に担当者が現地に訪問し、建物の状態や日当たり、周辺環境なども含めて詳細に評価します。
より正確な売却価格を知りたい場合や、近いうちに売却予定がある場合には訪問査定が適しています。
■ 査定は1社だけでなく「複数社」に依頼しよう
査定は1社だけに任せず、必ず複数の不動産会社に依頼するのがおすすめです。
なぜなら、同じ物件でも会社によって価格の出し方や販売方針に差があるためです。
複数社に依頼することで…
・査定額の妥当性が比較できる
・各社の担当者の対応や説明の分かりやすさが見える
・会社ごとの販売戦略の違いを知ることができる
価格だけでなく、「この会社なら任せられそう」と思える対応力も重要な判断材料です。
■ 査定額の根拠を必ず確認する
査定結果を受け取ったら、**「なぜこの価格になったのか」**という根拠をしっかり確認しましょう。
具体的には以下のような点に注目します。
・どのような成約事例を参考にしているか
・周辺の売出中物件との比較
・建物の状態や周辺環境の評価
・過去の販売実績と売れるまでの期間
この説明が曖昧だったり根拠が不明瞭な会社は注意が必要です。
■ 高すぎる査定には要注意!
中には、「とにかく専任契約を取りたい」と考え、相場より高めの査定額を提示する会社も存在します。
しかし、相場とかけ離れた価格で売り出すと…
・買い手がつかず売れ残る
・何ヶ月も販売期間が延びる
・結果的に値下げを繰り返してしまう
という悪循環に陥ることも。
大切なのは**「売れる価格で売り出す」こと**。納得感のある価格を提示してくれる会社を選びましょう。
■ まとめ|「信頼できる査定」が売却成功の第一歩
不動産売却において、査定は価格の目安を知るだけでなく、信頼できるパートナーを見つける機会でもあります。
金額の高さに惑わされず、「根拠ある査定」と「丁寧な対応」を基準に不動産会社を選ぶことが、スムーズな売却への近道です。
ミライエ不動産販売では、寝屋川市エリアの市場動向を踏まえた、適正で納得感のある査定を心がけています。
訪問査定も無料で行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
▶ お問い合わせはこちら:株式会社ミライエ不動産販売
不動産購入の流れとスムーズな取引のポイント5
「株式会社ミライエ不動産販売」でございます。
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本記事では、不動産購入の流れを詳しく解説し、スムーズな取引を実現するためのポイントをご紹介します。
大阪府寝屋川市を中心に、不動産に関する有益な情報をお届けしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
1-9. 決済と引き渡し
基本ステップ
不動産の売買において、いよいよ最終段階となるのが「決済と引き渡し」です。このステップでは、買主が残代金を支払い、物件の所有権が正式に移転されます。この記事では、決済と引き渡しの流れ、必要な手続き、注意点についてわかりやすく解説します。
「決済」とは、不動産売買契約で定められた残代金を買主が売主に支払う手続きのことです。通常、売買契約時に手付金が支払われていますが、残りの金額(残代金)はこのタイミングで一括支払いとなります。
決済は、金融機関(住宅ローン利用の場合)や司法書士、仲介業者の立ち合いのもと行われることが一般的です。
1-1.決済当日の主な流れ
-
残代金の支払い
買主は売主に対して、契約書で定められた残代金を支払います。多くの場合、住宅ローンを利用するため、買主が借入先の金融機関から融資実行を受け、直接売主の口座へ送金されます。 -
登記手続き
同日に司法書士が「所有権移転登記」と「抵当権設定登記(ローン利用時)」を法務局へ申請します。登記が完了することで、正式に買主へ所有権が移ります。 -
関係書類の受け渡し
売主は、買主に対して以下の書類等を引き渡します。 - 鍵 - 建築確認書、検査済証 - 設備の取扱説明書・保証書 - 固定資産税納税通知書や管理規約など(マンションの場合) -
固定資産税や管理費の清算
固定資産税やマンションの管理費等については、決済日を基準日として日割りで清算されます。
引き渡しとは?
決済が完了したら、物件の「引き渡し」が行われます。これは物理的に物件(建物・部屋)を買主に渡す手続きであり、鍵の受け渡しが主なポイントです。鍵を受け取ることで、買主は正式に物件を使用できる状態になります。
決済・引き渡し時の注意点
-
登記申請の準備は事前に済ませておく
司法書士に事前相談し、必要書類の確認や登記情報の準備を行いましょう。 -
設備の動作確認は引き渡し前に済ませる
引き渡し後の不具合はトラブルのもと。内見や立ち会い時に設備の状態をよく確認しておくことが大切です。 -
残代金の振込先情報は正確に確認
振込ミスや詐欺被害を防ぐため、売主の口座情報は必ず書面で確認し、関係者全員で共有しておきましょう。
まとめ
不動産取引における「決済と引き渡し」は、売買の完了を意味する非常に重要なステップです。買主としては、残代金を支払い、登記が完了し、鍵を受け取ることで、正式に所有者となります。
一方で、このステップには多数の関係者(金融機関、司法書士、仲介業者など)が関わり、書類のやり取りやスケジュール調整も重要になります。トラブルなく進めるためには、事前の確認と丁寧な準備がカギとなります。
1-2.固定資産税の精算
「固定資産税」とは、毎年1月1日時点で土地や建物を所有している人に課される地方税です。市町村から課税され、年に1回(または4期に分割)で納付する必要があります。
たとえば、2025年の固定資産税は「2025年1月1日時点の所有者」に対して課税されます。つまり、年の途中で物件を売却しても、その年の税金は売主が支払う義務があるのです。
ではなぜ買主が一部を負担するの?
固定資産税は1年分を通して課税されますが、売買によって年の途中で所有者が変わる場合、その物件を使う期間に応じて「公平に負担しましょう」という考えから日割りで清算するのが通例です。
たとえば、
-
売買契約:2025年7月1日
-
固定資産税:年額12万円(1月1日~12月31日分)
この場合、売主が所有していた1月1日~6月30日(181日分)は売主の負担、7月1日~12月31日(184日分)は買主の負担とし、買主は売主に対して6万円分(12万円の半額)を清算金として支払う形になります。
精算金の支払いタイミングは?
固定資産税の精算金は、決済日(残代金の支払日)に他の費用と一緒に清算されるのが一般的です。
この清算は、
-
不動産会社が事前に計算
-
決済当日に買主が売主へ現金もしくは振込で支払い という流れで進みます。
また、物件がマンションなどの場合は、管理費や修繕積立金などの共益費も同様に日割りで精算されることが多いです。
精算に関する注意点
1. 清算日(起算日)を確認しておく
精算の起算日は「引き渡し日」または「決済日」が一般的ですが、稀に売主・買主間の合意で別の日を起算日に設定することもあります。契約書や重要事項説明書に明記されていますので、必ずチェックしましょう。
2. 固定資産税の金額はあらかじめ把握を
取引時点ではその年の税額が確定していない場合があります。その場合は前年の金額を基準に仮精算を行い、後日精算金の調整を行うケースもあります。
3. 契約条件によっては精算しないこともある
個人間の売買などでは、「固定資産税は売主が全額負担」といった取り決めをすることも可能です。トラブルを避けるためにも、契約前にしっかり話し合っておくことが大切です。
まとめ
不動産取引における「固定資産税の精算」は、売主と買主が公平に負担するための大切なステップです。基本的には、1年分の固定資産税を日割りで計算し、買主が売主に支払うという流れになります。
普段なじみのない税金の話ではありますが、不動産購入においては必ず関わる項目ですので、しっかりと理解しておきましょう。
1-3.鍵の受け取り
不動産の売買契約から決済を経て、いよいよ「鍵の受け取り」となれば、新生活のスタートは目前です。このタイミングは、不動産の所有者としての権利を得た後、実際に物件を使用できるようになる大事な一歩です。
今回は、「鍵の受け取り」とその後の引っ越し準備について、流れや注意点を交えながらわかりやすくご紹介します。
鍵の受け取りは「物件の引き渡し」
不動産取引では、「決済」と「引き渡し」がセットで行われます。
この「引き渡し」に含まれる最も象徴的なものが鍵の受け取りです。
鍵の受け取りは、法律的にも物件の「占有」が移転したことを意味し、所有権移転登記と並ぶ大切な要素です。これにより、買主は正式にその物件を使える状態になり、引っ越しやリフォーム、家具の搬入などの準備を始められるようになります。
鍵の受け取りはどこで行うの?
鍵の受け渡しは、主に以下のような場所で行われます。
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決済場所(銀行や司法書士事務所)でその場で受け取る
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仲介業者の事務所で受け取る
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後日、現地で立ち会いながら受け取る
中古住宅や賃貸物件のように、鍵の本数やスペアキーの確認が重要になる場合もあります。何本あるのか、どの鍵が何に対応しているのかも、このタイミングでチェックしておきましょう。
鍵を受け取ったらやるべきこと
1. 鍵の本数・種類を確認
玄関以外にも、勝手口、窓、ポスト、シャッターなど、鍵が複数存在するケースもあります。紛失や未返却がないか、現地でしっかり確認しておきましょう。
2. 鍵の交換を検討
中古物件では、防犯面から**鍵の交換(シリンダー交換)**をおすすめします。前所有者や関係者が合鍵を持っている可能性をゼロにするためです。
費用は1〜2万円前後で済むケースが多いため、早めの対応がおすすめです。
3. 引っ越し準備のスタート
鍵を受け取ったら、いよいよ引っ越しの準備が本格化します。ここからは時間との勝負になることもあるので、段取りよく進めていきましょう。
引っ越し準備のチェックポイント
■ ライフラインの契約
・電気、ガス、水道の使用開始手続きは引っ越しの1週間前には済ませておくと安心です。
・インターネット回線の開通には時間がかかる場合もあるため、早めの申込みが肝心です。
■ 住民票の移動
新居への引っ越し後、14日以内に住民票の異動届を提出する必要があります。印鑑登録やマイナンバーの手続きも一緒に進めましょう。
■ 荷造りと業者の手配
引っ越し業者の予約は早いほど料金もお得になります。平日や午後便を選ぶことで費用を抑えられることも。
また、不要品の処分や家具のサイズ確認もこの時期に済ませておくと、当日の搬入がスムーズです。
鍵の受け取り後の注意点
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設備の最終チェック
設備の保証が引き渡し後に終了してしまう場合もあるため、エアコンや給湯器、水回りなどの動作確認は早めに行いましょう。 -
火災保険の開始日
引き渡し日(鍵の受け取り日)から保険が有効になるよう契約しておくのが一般的です。 -
近隣へのご挨拶
新生活を円滑に始めるために、引っ越し後には近隣への挨拶も忘れずに行うと好印象です。
まとめ
鍵の受け取りは、不動産購入におけるゴールであり、新生活のスタート地点です。ただ「鍵をもらう」だけでなく、その後の段取りや注意点を把握しておくことで、引っ越し準備をスムーズに進めることができます。
ミライエ不動産販売では、お引き渡し前後のサポートも丁寧に行っております。引っ越し準備や各種手続きで不安がある方も、どうぞお気軽にご相談ください。
不動産取引には多くのステップがありますが、事前の準備をしっかり行えばスムーズに進めることができます。
次回、新章 売却の流れについて解説いたします。
「株式会社ミライエ不動産販売」では、大阪府寝屋川市を中心に、不動産売買のサポートを行っています。
物件探しや売却を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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不動産購入の流れとスムーズな取引のポイント4
「株式会社ミライエ不動産販売」でございます。
弊社のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本記事では、不動産購入の流れを詳しく解説し、スムーズな取引を実現するためのポイントをご紹介します。
大阪府寝屋川市を中心に、不動産に関する有益な情報をお届けしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
1-7. 売買契約の締結
基本ステップ
不動産を購入する際には、売買契約の締結が必要不可欠です。この契約を結ぶことで、購入者と売主双方の権利や義務が明確になり、安心して取引を進めることができます。しかし、売買契約にはさまざまな手順や注意点があり、しっかりと理解しておかないと後でトラブルにつながる可能性もあります。
本記事では、不動産売買契約を締結する際の流れやポイントについて詳しく解説します。これから不動産を購入予定の方、または売買契約のプロセスについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
1. 重要事項説明を受ける
売買契約の前には、必ず「重要事項説明」を受ける必要があります。これは、宅地建物取引士(宅建士)が買主に対して、契約に関する重要な内容を説明するものです。
■ 重要事項説明の内容
重要事項説明では、以下のような項目が説明されます。
-
物件の基本情報(所在地、面積、構造など)
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権利関係(所有権、抵当権の有無など)
-
法令に関する事項(用途地域、建築制限など)
-
インフラの整備状況(水道・ガス・電気など)
-
契約解除に関する事項(手付解除や違約金について)
-
管理・修繕に関する事項(マンションの場合の管理費や修繕積立金など)
重要事項説明を受けた後、説明内容に納得できた場合は「重要事項説明書」に署名・押印を行います。
2. 売買契約の締結
重要事項説明を受けた後、問題がなければ売買契約を締結します。契約は、買主と売主が合意した内容をもとに作成され、署名・押印することで正式に成立します。
■ 売買契約書に記載される主な内容
売買契約書には、以下のような内容が記載されます。
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売買の対象となる不動産の詳細情報
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売買代金と支払方法
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手付金の金額と支払い期限
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引き渡しの時期
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契約解除に関する事項(手付解除・違約金・損害賠償など)
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瑕疵担保責任(契約不適合責任)についての規定
契約内容をよく確認し、納得した上で署名・押印を行いましょう。
3. 手付金の支払い
契約締結時には、売買代金の一部として「手付金」を支払うのが一般的です。手付金は売買価格の5~10%程度が相場となっており、契約の履行を確約する意味合いがあります。
■ 手付金の種類
手付金には、主に以下の3種類があります。
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証約手付:契約が成立したことを証明する目的で支払われる手付金。
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解約手付:買主が契約を解除する場合に手付金を放棄し、売主が解除する場合には倍返しすることで契約を解除できるもの。
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違約手付:契約違反があった場合に、違約金の一部として扱われるもの。
一般的には「解約手付」として取り扱われることが多く、買主がキャンセルした場合は手付金を放棄し、売主がキャンセルした場合は手付金の倍額を返還するルールが適用されます。
4. 契約締結時の注意点
売買契約は一度締結すると、簡単には解除できません。そのため、契約を結ぶ前に以下のポイントをしっかり確認しましょう。
■ 契約内容の確認
契約書に記載された内容をよく読み、特に以下の点をチェックしましょう。
-
売買代金、手付金、支払いスケジュールに誤りはないか
-
物件の引き渡し時期が明記されているか
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解除条件や違約金の規定が明確になっているか
契約内容に不明点がある場合は、必ず不動産会社や専門家に相談しましょう。
■ 住宅ローンの審査状況
住宅ローンを利用する場合、事前審査が通過していることを確認してから契約を結ぶのが安全です。万が一、契約後にローン審査が通らなかった場合、違約金が発生する可能性があります。
■ 仲介手数料の支払い
不動産仲介会社を利用する場合、仲介手数料の支払いについても確認しておきましょう。一般的には、売買価格の3%+6万円(税別)が上限となります。
5. まとめ
不動産売買契約の締結は、慎重に進めるべき重要なプロセスです。重要事項説明をしっかり受け、契約内容を十分に理解した上で署名・押印しましょう。また、手付金の取り扱いや契約解除の条件も把握しておくことで、トラブルを回避することができます。
契約締結前には、不動産会社や専門家に相談しながら、納得のいく取引を進めることが大切です。これから不動産購入を検討される方は、本記事の内容を参考にし、スムーズな契約を目指しましょう。
1-7. 住宅ローン契約(本審査)
基本ステップ
住宅を購入する際、多くの方が住宅ローンを利用します。そのため、住宅ローンの審査は購入プロセスの重要なステップです。特に「本審査(正式審査)」は、金融機関が融資の可否を最終判断する大事な段階であり、ここを通過しなければローンを組むことができません。
本記事では、売買契約後に行う住宅ローンの本審査の流れや注意点、融資実行までのポイントを詳しく解説します。スムーズに住宅購入を進めるためにも、しっかりと確認しておきましょう。
1. 住宅ローン本審査とは?
住宅ローンの本審査とは、金融機関が借入希望者の「信用力」や「返済能力」を総合的に判断し、融資の可否を決定するプロセスです。
事前審査(仮審査)に通過していても、本審査で落ちるケースもあります。本審査では、より厳格な審査が行われ、以下のような点が細かくチェックされます。
本審査で審査される主な項目
- 申込者の収入や勤務先:安定した収入があるか、勤続年数が十分か
- 他の借入状況:カーローンやクレジットカードの分割払いなどの借入れがどれくらいあるか
- クレジット履歴:過去にローンやカードの支払いで延滞や未払いがなかったか
- 物件の担保価値:購入予定の物件が融資対象として適しているか
- 自己資金の有無:頭金や諸費用の準備ができているか
この審査を通過すると、住宅ローン契約(正式なローン契約)が可能になります。
2. 住宅ローン本審査の申し込み方法
売買契約が完了したら、速やかに住宅ローンの本審査を申し込みます。本審査の結果が出るまでに1週間から2週間程度かかるのが一般的です。
本審査の必要書類
金融機関によって異なりますが、本審査の際に一般的に必要な書類は以下の通りです。
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなど)
- 収入証明書(源泉徴収票・確定申告書・給与明細など)
- 住民票
- 健康保険証
- 購入物件の資料(売買契約書・重要事項説明書・登記簿謄本など)
- 審査申込書(金融機関の指定フォーム)
- 印鑑(銀行届出印)
審査に必要な書類に不備があると、審査が長引いたり、最悪の場合、審査が通らないこともあるため、事前にしっかりと準備しておくことが大切です。
3. 本審査通過後、住宅ローン契約を締結
本審査が無事に通過すると、金融機関から「本審査承認」の通知が届きます。この承認を受けて、住宅ローンの契約(正式なローン契約=金銭消費貸借契約)を締結します。
住宅ローン契約の流れ
- 金融機関と契約内容の確認
借入金額・金利・返済期間・毎月の返済額などを最終確認 - 金銭消費貸借契約の締結
契約書に署名・捺印を行い、正式なローン契約が成立 - 抵当権設定の準備
金融機関が担保として購入物件に抵当権を設定
この契約手続きを行わないと、融資を受けることができないため、必ず指定された期日までに契約を完了させましょう。
4. 融資実行日を決定し、決済・引き渡しを実施
ローン契約が完了したら、金融機関と融資実行日を決定します。通常、売買契約時に決めた決済日(物件の引き渡し日)に合わせて融資を実行します。
決済・引き渡しの流れ
- 融資実行:金融機関が融資金を売主の口座へ振り込む
- 残代金の支払い:自己資金部分を含め、売買代金の全額を売主に支払う
- 所有権移転登記:司法書士が所有権移転の登記を行う
- 鍵の引き渡し:売主から買主へ物件の鍵を受け取る
この流れをスムーズに進めるためにも、金融機関や司法書士と事前に日程を調整しておくことが大切です。
5. 本審査での注意点
本審査は住宅ローンを利用するための最終ステップですので、以下のポイントに注意しておきましょう。
① 事前審査と本審査の違いを理解する
事前審査を通過していても、本審査で落ちることがあります。本審査はより厳格な審査が行われるため、事前審査を過信せず準備を進めることが重要です。
② クレジットカードの利用や新たなローン契約を控える
本審査の期間中に、新たな借入(クレジットカードのリボ払い・自動車ローンなど)をすると、審査結果に影響を及ぼす可能性があります。住宅ローンの審査が完了するまでは、新規の借入れを控えましょう。
③ 転職や収入の変動に注意
本審査では安定した収入が求められるため、審査期間中に転職したり、収入が減少した場合、審査に落ちる可能性があります。審査中の転職はできるだけ避けるのが無難です。
④ 書類の不備を防ぐ
提出書類に不備があると審査が長引く可能性があるため、申請前に必要書類をしっかりと確認しましょう。
まとめ
住宅ローンの本審査から契約、融資実行までの流れは以下の通りです。
- 住宅ローン本審査を申し込む(必要書類を準備して提出)
- 審査結果を待つ(1~2週間程度)
- 審査承認後、ローン契約を締結(金銭消費貸借契約)
- 融資実行日を決定し、決済・引き渡しを実施
住宅ローンの本審査は、スムーズな物件購入のために非常に重要なステップです。しっかりと準備を整えて、スムーズな契約・引き渡しを実現しましょう。
不動産取引には多くのステップがありますが、事前の準備をしっかり行えばスムーズに進めることができます。
次回、最終章 決済と引き渡しについて解説いたします。
「株式会社ミライエ不動産販売」では、大阪府寝屋川市を中心に、不動産売買のサポートを行っています。
物件探しや売却を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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不動産購入の流れとスムーズな取引のポイント3
「株式会社ミライエ不動産販売」でございます。
弊社のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本記事では、不動産購入の流れを詳しく解説し、スムーズな取引を実現するためのポイントをご紹介します。
大阪府寝屋川市を中心に、不動産に関する有益な情報をお届けしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
1-5. 物件の内覧と比較
基本ステップ
不動産の購入を検討する際、インターネットや資料だけではわからないポイントを把握するために、実際に物件を内覧することが非常に重要です。実際に足を運ぶことで、建物の状態や周辺環境、住み心地などをリアルに確認し、比較検討することができます。本記事では、物件の内覧時にチェックすべきポイントと、複数の物件を比較する際の注意点について詳しく解説します。
1. 建物の状態をチェック
建物の状態は、購入後の維持管理費や快適な住環境に大きく影響します。以下のポイントをしっかりと確認しましょう。
築年数と劣化具合
築年数が古い物件は、見た目がしっかりしていても、内部に老朽化が進んでいる可能性があります。特に以下の部分をチェックしましょう。
-
外壁のひび割れや汚れ:外壁にひびが入っている場合、構造的な問題がある可能性があります。
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屋根の状態:雨漏りの原因となるため、目視できる範囲で確認。
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床や天井のたわみ:歩いたときに沈む感じがする場合、構造部分に問題がある可能性。
-
水回りの劣化:キッチンやバスルームの水漏れやカビの有無をチェック。
修繕履歴の確認
マンションや一戸建てのリフォーム・修繕履歴を確認することで、今後の修繕費用を予測できます。以下の点に注目しましょう。
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過去のリフォーム歴:水回りや内装がリフォームされているか。
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外壁や屋根の修繕歴:長期間メンテナンスが行われていない場合、購入後に費用がかかる可能性。
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給排水設備の交換履歴:配管の劣化具合をチェック。
2. 間取りや収納スペースを確認
実際に住むことを想定しながら、間取りや収納スペースが十分かをチェックしましょう。
間取りの使い勝手
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家族のライフスタイルに合っているか:将来の生活スタイルを考慮。
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部屋の広さと配置:家具の配置がしやすいか。
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動線の確認:キッチンからリビング、洗面所などの移動がスムーズか。
収納スペースのチェック
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クローゼットや押し入れの広さ:収納量が十分か。
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シューズボックスやパントリーの有無:日常的に使うものをしまうスペースがあるか。
-
天井裏や床下収納:収納スペースを有効活用できるか。
特に収納が少ない物件は、家具を追加する必要があるため、事前にどの程度のスペースが確保できるかを把握しておきましょう。
3. 周辺環境や生活利便性を評価
快適な暮らしを送るためには、周辺環境の利便性が重要です。物件の立地や周辺施設を確認し、生活に適した環境かを判断しましょう。
スーパーや商業施設の距離
日常の買い物の利便性を考慮して、最寄りのスーパーや商業施設の距離を確認しましょう。
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徒歩圏内にスーパーがあるか
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コンビニやドラッグストアの有無
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ショッピングモールや商店街の利便性
医療機関の近さ
急な体調不良や通院のしやすさを考慮して、医療機関の有無を確認しましょう。
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総合病院やクリニックの距離
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小児科・歯科の有無(子育て世帯向け)
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夜間診療を行っている病院の有無
学校や保育施設の環境
お子様がいる家庭では、通学のしやすさや治安の良さを確認しましょう。
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小中学校の距離と学区情報
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保育園・幼稚園の空き状況
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治安の確認(交番や街灯の有無)
交通アクセスの便利さ
通勤・通学のしやすさも重要なポイントです。
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最寄り駅までの距離
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バス停の位置と本数
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主要道路や高速道路へのアクセス
4. 物件を比較する際のポイント
複数の物件を内覧した後は、それぞれのメリット・デメリットを整理し、総合的に判断しましょう。
チェックリストを活用
内覧時にメモを取ることで、後から比較しやすくなります。以下の項目をリスト化し、各物件ごとに評価しましょう。
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建物の状態(築年数・修繕履歴)
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間取りの使い勝手
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収納スペースの充実度
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周辺環境(スーパー・病院・学校の距離)
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交通アクセスの便利さ
優先順位を決める
すべての条件を満たす物件を見つけるのは難しいため、何を最優先するかを決めておくと選択しやすくなります。
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価格と予算のバランス
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利便性と住環境のバランス
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今後の資産価値を考慮
実際に周辺を歩いてみる
昼間だけでなく、夜間や休日の雰囲気も確認しておくと、より現実的な住環境が見えてきます。
まとめ
物件の内覧と比較は、不動産購入の成功に直結する重要なステップです。建物の状態、間取り、周辺環境をしっかりと確認し、複数の物件を比較することで、最適な選択ができるでしょう。チェックリストを活用し、自分や家族にとって住みやすい物件を見極めてください。
1-6.購入申し込みの流れと重要ポイント
不動産の購入を検討し、内覧や比較を経て「この物件を購入したい!」と決めたら、次のステップとして「購入申し込み」を行います。購入申し込みは、正式な売買契約を結ぶ前の重要なプロセスであり、価格交渉や条件の調整を行う機会でもあります。ここでは、購入申し込みの具体的な手順と注意すべきポイントについて詳しく解説します。
1. 購入申込書の提出
購入申し込みを行う際は、不動産会社を通じて「購入申込書(買付証明書)」を提出します。これは正式な契約ではなく、あくまで「この価格で購入したい」という意思表示を売主に伝えるための書類です。
購入申込書の内容
購入申込書には、以下のような情報を記載します。
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購入希望価格:売主が提示している価格に対して、希望する購入金額を記入(価格交渉が可能)
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支払い方法:住宅ローンの利用有無、自己資金の割合
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手付金の額:売買契約時に支払う金額(一般的に物件価格の5~10%)
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ローン審査の条件:住宅ローンの事前審査の結果や、融資の承認期限
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契約締結予定日:売買契約を行う予定の日時
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引き渡し希望日:物件の引き渡しを希望する日程
この書類を提出することで、売主側に購入の意思を伝えることができ、交渉がスタートします。
価格交渉のポイント
購入申込書を提出する際、売主に対して価格交渉を行うことができます。交渉の成功率を上げるためには、以下の点を考慮しましょう。
市場価格のリサーチ
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周辺の類似物件と比較し、適正価格を判断する。
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売主が値下げに応じやすい状況かどうかを確認する(築年数、売却の急ぎ度など)。
支払い条件を有利にする
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現金一括払いが可能なら、売主にとって魅力的な提案となる。
-
住宅ローンを利用する場合でも、事前審査の承認を得ておくとスムーズ。
交渉時の柔軟性を持つ
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価格だけでなく、引き渡し時期や家具の譲渡などの条件交渉も可能。
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売主の意向を尊重しながら交渉を進める。
価格交渉が成立した場合は、合意内容を確認し、次のステップへ進みます。
2. 手付金の準備
購入申込書の提出後、売買契約を結ぶ際には「手付金」が必要になります。手付金は、売買契約の締結を確約するために支払うもので、物件価格の一部として充当されます。
手付金の相場
手付金の金額は通常、物件価格の 5~10% が相場とされています。ただし、売主と買主の合意によって金額を調整することも可能です。
手付金の役割
手付金には以下のような役割があります。
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契約の成立を証明する
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手付金を支払うことで、売買契約の確約となる。
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契約解除時の条件を明確にする
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買主側の都合で契約を解除する場合、手付金を放棄する必要がある。
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売主側の都合で契約を解除する場合、手付金を倍額返還する義務がある。
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手付金の支払いは、契約時に 現金または振込 で行われるため、事前に準備しておきましょう。
3. 売買契約に向けた最終確認
購入申し込みを行い、手付金の準備が整ったら、いよいよ正式な売買契約へと進みます。契約を結ぶ前に、以下の点をしっかりと確認しましょう。
重要事項説明の確認
売買契約の前に、不動産会社の宅地建物取引士(宅建士)から「重要事項説明」を受けます。これは、物件の権利関係や法的な制約などを説明するもので、以下の点を重点的に確認しましょう。
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物件の権利関係:所有権の登記状況、抵当権の有無
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用途地域と制限:将来的な建築やリフォームに制約がないか
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管理規約(マンションの場合):ペットの飼育可否、修繕積立金の状況
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修繕履歴と今後の修繕計画:マンションや築古物件では特に重要
売買契約書のチェックポイント
売買契約書には、以下のような重要事項が記載されます。
売買代金と支払い条件
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価格、支払方法、住宅ローンの利用条件
引き渡し条件
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物件の引き渡し日、現状引き渡しかリフォーム後か
違約金とキャンセル条件
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契約解除の条件、違約金の有無
契約書の内容をしっかりと理解し、疑問点があれば不動産会社や専門家に確認しましょう。
まとめ
購入申し込みは、不動産取引の中でも重要なプロセスであり、価格交渉や契約条件の調整を行う大事なタイミングです。スムーズに進めるためには、購入申込書の適切な記入、手付金の準備、契約前の最終確認をしっかりと行うことが必要です。
また、売買契約を結ぶ前には、重要事項説明を受け、契約書の内容を慎重に確認することで、後々のトラブルを避けることができます。不明点がある場合は、遠慮せずに不動産会社や専門家に相談し、安心して契約を進めましょう。
理想の住まいを手に入れるために、しっかりと準備を整えて購入申し込みを行いましょう!
不動産取引には多くのステップがありますが、事前の準備をしっかり行えばスムーズに進めることができます。
次回、売買契約の締結、住宅ローン契約について解説いたします。
「株式会社ミライエ不動産販売」では、大阪府寝屋川市を中心に、不動産売買のサポートを行っています。
物件探しや売却を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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不動産購入の流れとスムーズな取引のポイント2
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1-3. 物件を探す
物件探しの基本ステップ
不動産の購入を検討する際、希望条件が決まったら実際に物件を探す段階に入ります。物件探しは、購入後の満足度に大きく影響を与える重要なプロセスです。効率的に理想の物件を見つけるためには、複数の手段を活用し、それぞれのメリットを理解することが大切です。ここでは、不動産ポータルサイトの活用、不動産会社への相談、そして現地見学のポイントについて詳しく解説します。
1. 不動産ポータルサイトで検索
近年、インターネットの普及により、不動産ポータルサイトを活用した物件探しが一般的になっています。代表的なサイトには「SUUMO」「ホームズ」「アットホーム」などがあります。これらのサイトでは、エリア・価格・間取り・築年数・駅からの距離など、細かい条件を指定して検索することができます。
不動産ポータルサイトを利用するメリット
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豊富な物件情報:全国の不動産会社が掲載しているため、膨大な数の物件を比較検討できる。
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詳細な検索機能:希望条件を細かく設定できるため、自分のニーズに合った物件を絞り込める。
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写真や間取りの確認が可能:物件の外観や室内の様子を画像で確認できるため、事前にある程度のイメージを掴める。
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相場の把握ができる:同じエリアの物件を比較することで、価格相場を知ることができる。
効率的な検索方法
希望条件を明確にする
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譲れない条件と妥協できる条件をリストアップ。
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例:「駅から徒歩10分以内は譲れないが、築年数は10年以内ならOK」など。
1.エリアごとの価格相場を調べる
気になるエリアの物件価格を比較し、予算に合うかどうかを確認。
2.新着物件のチェックを習慣化する
人気エリアの物件はすぐに売れてしまうため、毎日チェックするのがおすすめ。
3.複数のサイトを併用する
各ポータルサイトによって掲載されている物件が異なるため、複数のサイトを併用するとより多くの情報を得ることができる。
2. 不動産会社に相談する
不動産ポータルサイトで気になる物件を見つけたら、不動産会社に問い合わせをしましょう。また、まだ具体的な物件が決まっていない場合でも、不動産会社に相談することで、自分に合った物件を紹介してもらえます。
不動産会社に相談するメリット
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市場に出る前の物件情報を得られる
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「未公開物件」や「水面下の物件情報」を紹介してもらえることがある。
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専門的なアドバイスを受けられる
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物件の価格交渉や、ローンの手続きなどについてアドバイスを受けることができる。
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地域の詳細情報を知ることができる
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地域密着型の不動産会社であれば、そのエリアの治安や生活環境について詳しい情報を得ることが可能。
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不動産会社の選び方
- 地域密着型の不動産会社を選ぶ
大手不動産会社と比較して、地元の物件情報に詳しい場合が多い - 実績や口コミをチェックする
インターネットの口コミや、知人の紹介などを参考に信頼できる会社を選ぶ。 - 担当者の対応を確認する
親身に対応してくれるか、連絡がスムーズかどうかなども重要なポイント。
3. 現地見学を行う
気になる物件が見つかったら、必ず現地見学を行いましょう。写真や図面だけでは分からない情報を直接確認できるため、実際に足を運ぶことが大切です。
現地見学のチェックポイント
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物件の状態を確認
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外観や共用部分に劣化がないか。
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室内の傷や汚れ、設備の動作状況を確認。
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周辺環境のチェック
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近隣の騒音や治安の状況。
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スーパーやコンビニ、病院、学校などの利便性。
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日当たりや風通し
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実際に部屋に入って、日当たりや風通しの良さをチェック。
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交通アクセスの実態
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最寄り駅までの距離や、通勤・通学時間帯の混雑状況を確認。
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管理体制の確認
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マンションの場合は管理人の有無や管理状況、ゴミ捨て場の清潔さなどをチェック。
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見学時のポイント
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複数の物件を比較する
1件だけで決めずに、必ず複数の物件を見学して比較する。 -
時間帯を変えて訪れる
昼と夜で環境が異なる場合があるため、できれば異なる時間帯に訪れる。 -
メモや写真を撮る
見学した物件の特徴を記録し、後で比較できるようにしておく。
まとめ
希望条件が決まったら、まずは不動産ポータルサイトで検索し、気になる物件をリストアップします。その後、不動産会社に相談し、専門家のアドバイスを受けながら選択肢を広げましょう。そして、実際に現地見学を行い、物件の状態や周辺環境をしっかりチェックすることが重要です。
物件探しは時間と手間がかかりますが、慎重に進めることで理想の住まいを見つけることができます。しっかりと情報収集を行い、納得のいく物件選びをしましょう。
1-4. 資金計画と住宅ローン審査
はじめに
不動産を購入する際、最も重要なポイントの一つが「資金計画」です。物件価格だけでなく、諸費用や住宅ローンの借入額、返済計画などを事前にしっかりと考えることで、無理のない住宅購入が可能になります。また、住宅ローンの審査に通るためには、どのような準備が必要なのかを理解しておくことも大切です。
本記事では、資金計画の立て方と住宅ローン審査の流れについて詳しく解説します。
1. 資金計画の立て方
(1) 物件購入にかかる費用を把握する
不動産購入には、物件価格以外にも様々な費用がかかります。代表的なものは以下の通りです。
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物件価格:購入する住宅の価格
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諸費用(物件価格の5~10%が目安)
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登記費用(登録免許税・司法書士報酬など)
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仲介手数料(不動産会社を通じて購入する場合)
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住宅ローン事務手数料
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保証料(ローンを借りる際に必要な場合)
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火災保険・地震保険料
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固定資産税・都市計画税(日割り計算される場合もある)
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引っ越し費用・家具購入費
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これらの費用を考慮し、予算を立てることが重要です。
(2) 自己資金と借入可能額を確認する
資金計画を立てる際は、自己資金(頭金)と住宅ローンの借入可能額を確認しましょう。
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自己資金(頭金)
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物件価格の10~20%程度を用意するのが一般的
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頭金を多く用意することで、借入額を減らし、毎月の返済負担を軽減できる
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住宅ローンの借入可能額
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年収の5~7倍が一般的な借入可能額の目安
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金融機関の審査によって、借入できる金額が決まる
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住宅ローンを組む場合、無理のない返済計画を立てることが重要です。
(3) 返済プランを考える
住宅ローンは長期にわたる支払いとなるため、毎月の返済額をシミュレーションしておくことが大切です。
月々の返済額の計算式
毎月の返済額 = 借入金額 × 金利 ÷ 返済期間(月)
例えば、以下の条件で計算すると:
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借入額:3000万円
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金利:1.5%(固定金利)
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返済期間:35年(420か月)
この場合、毎月の返済額は約9万円となります。
さらに、以下の点も考慮しましょう。
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金利の種類(固定金利・変動金利・期間固定金利)
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繰り上げ返済の計画(早めに返済することで利息負担を軽減)
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将来の収入変動リスク(転職・リストラ・病気など)
無理のない返済計画を立てることで、将来の生活を安定させることができます。
2. 住宅ローン審査の流れ
(1) 事前審査(仮審査)
住宅ローンを組む際には、まず事前審査を受けます。これは、借入希望者が住宅ローンの融資対象となるかを金融機関が判断するプロセスです。
事前審査の必要書類
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本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
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収入証明書(源泉徴収票・確定申告書など)
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勤務先情報(勤務証明書・健康保険証など)
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購入予定の物件情報(売買契約書・重要事項説明書など)
審査のポイント
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年収(返済能力の評価)
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勤続年数(安定した収入があるか)
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借入状況(他のローンやクレジットカードの利用状況)
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信用情報(過去の支払い遅延履歴)
事前審査は通常数日~1週間で結果が通知されます。
(2) 本審査
事前審査を通過したら、本審査を受けます。本審査では、より詳細な情報が確認され、融資の最終判断が行われます。
本審査の必要書類
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事前審査時の書類
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住民票
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印鑑証明書
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収入証明書(最新のもの)
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物件の登記簿謄本
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売買契約書
審査の所要時間
本審査には1~2週間かかるのが一般的です。
(3) 住宅ローン契約(融資実行)
本審査に通過すると、金融機関とのローン契約を結び、融資が実行されます。
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ローン契約時に必要なもの
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実印
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住民票
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印鑑証明書
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登記関連の書類
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契約後、金融機関から売主に物件代金が支払われ、住宅の引き渡しが行われます。
まとめ
住宅購入には、物件価格だけでなく諸費用やローンの返済計画などを考慮した資金計画が必要です。特に、無理のない返済プランを立てることが重要です。
また、住宅ローンを利用する場合は、事前審査から本審査までの流れを把握し、必要な書類を準備してスムーズに手続きを進めましょう。
慎重な資金計画を立てることで、安心して理想の住まいを手に入れることができます。
不動産取引には多くのステップがありますが、事前の準備をしっかり行えばスムーズに進めることができます。
次回、物件の内覧と比較、購入申し込みについて解説いたします。
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